

飼い慣らされた平和-Ⅲ
戦争ならば大義名分があり正義となるではないか。これ程の醍醐味のあるゲームはない。ミサイルでも何でも撃ってこい!こちとら小軍でもおまえらには負けへんで!小男は自死への憧憬にも似た衝動を正義となる戦争に変換しそのゲームに賭けてみたくなった。この歳ならもう徴兵はあるまいて。家族も...


飼い慣らされた平和-Ⅱ
-災難や災害を分散し軽くすることへの試行 只々、平和を願いつつ 「まさか!ミサイル攻撃?」 「本当に攻撃をして来るなんて!」 「お父さんが!」 「お母さんは無事か?」 「お爺ちゃん、お祖母ちゃんが家にいるんだけど!?」 「子供達を学校まで迎えに行かなくては!」...


飼い慣らされた平和-Ⅰ
ひとりの人間の放った言葉はある意味多くの人間が無意識に抱く破壊衝動でもあった。恨み辛みの愚痴が生きるための精神的な支えという人間がいるのも事実だった。愚痴がそのまま己の人生への失望となり暗き世界へ誘導されながら絶望となる。絶望が本音として潜んでいるのだ。潜んだ本音が衝動とな...


輪廻(りんね)と無難化
私たちが生きるこの現代文明を根絶やしにすれば、それで全部解決できるのだろうか。真の慈悲ある人間は、文明を根絶させず、「良い所」を伸長させながら、悪しき所を止めさせるようにするに違いない。 それが本来の人間らしい善なる行動であり、それに基づいて未来を予測する。否、そうなるよ...


予言と悲観論-その集団心理に迫る
悲観論という閉鎖的で厳冬にブリザードが吹き荒れるような想念の中、一部の人々は精神世界に逃げ込み、予言や予知能力などによって、その狭い了見の中だけで判断しようとするのは何故だろうか。 それは「分析」よりも遥かに「手っ取り早い」からである。閉塞感の中、焦っているのである。20...


悲観的論調と予言
-現代社会の閉塞感の中で 予言によって、更に悲観的論調が深まり災難が生じる事を当然の如く捉えてしまう傾向にあるのを憂うる。スマホが普及し、元々ネット民ではなかった人達までも、終末論を容易に受け入れてしまう現象が生じている。その結果として悲観論が蔓延したのである。...


守護神と妖怪-Ⅱ
従って、人間において大別すると3種類あり、高い精神性を宿している人、魂に留まっている人、また、そのコン=魂の方をも失い、鬼神化、または鬼人変人化している人などである。 さらに、その魂を失った人にも「多様性」があり、それらは沢山の妖怪の容姿を呈しているのである。妖怪とは実に...


守護神と妖怪と
守護神とは眼に見える存在もあれば、見えない存在もある。一般的には後者の方を指して言われる事が多い。眼に見える存在とは主に人間のことである。人間があなたを守る働きをする。その行為を守護というのだ。 元々、神とは「たましい」のことをいうのである。また、岩石や樹木などにたましい...


































































































































